「魔法少女フォーマット」を自らはぎとったら……?

ほぼ同感。3期見てて思ったのは、「魔法少女モノ」というのがいかに強力なエクスキュース、言い訳だったか、ということ。リリカルなのはを「魔法少女モノ」として認識している限りは、見る側はリリカルなのはという作品を「魔法少女モノ」というフォーマットにはめ込んで楽しめばそれでよいので、世界観に多少の穴があってもある程度はフォローが効いていた感があります。

しかしそのフォーマットがご破算にされてしまうと、物語としての構造や世界設定をゼロからビルドしなければならないだけに、そっちに視聴者の注意がいってしまう。いってしまった。もちろんそこで緻密に組み上げてあれば問題はないのですが……
そういうのが得手なスタッフではなかったですね。


そういや、1月ごろにあげた私のおばかなエピソード予測はあんまりあたらなかったっぽいですが、(リリカルなのはStrikerS - むやむやと考える)「魔法少女フォーマットを、そんなに安易にご破算にしちゃって大丈夫なん?」という危惧だけは綺麗にあたっていた気がします。